2022年初めてやったこと

年末ですね。年末といえば1年の振り返り記事です。

ということで、今年は「初めてやったこと」という方向でまとめてみます。

 

競馬

1月に中京競馬場に行ってきました。

昨年からウマ娘をきっかけに競馬には興味を持っていましたが、リアルで行ったことがありませんでした。以前より競馬をやってる友人がちょうど行くというので、それに便乗して見に行きました。

土曜日なので重賞やってないどころか名前が付いたレースすら数レースみたいな普通の日ですが人はそれなりにいました。ウマ娘やるまで競走馬なんてディープインパクトくらいしか知らなかった初心者なので人気が高い馬を複勝でかけて元本回収+αを狙うしょーもないかけ方しかしませんでしたが、それでもあまり勝てずに普通に赤字で終わりました。大してかけてないけど。競馬ままなりませんね。
ただ低額だろうと等級低かろうと、友人に見どころを教えてもらいながら過去実績とかパドックとかを眺めつつ予想するのはなかなか楽しいです。パドックに関しては見てても「お馬さん可愛いねー」以外の感想がありませんでしたが...。

パドック。玄人はこれを見て馬の良し悪しを判断するらしいが私にはなんもわからん。

100円だろうと自分の金をかけることで自分ごとになりますから、応援にも熱が入りますし買った馬が上位入着するとうれしいです。

一回、人気はないが名前が可愛いみたいな理由で買った馬が偶然上位入着してまあまあいい感じの戻りを得られたみたいなこともありました。クビ差で3頭くらい固まってたので見ていると複勝圏内に入ったかよくわからなかったのですが、掲示板に番号が表示されたら入ってたので同じ馬を買っていた友人と手を叩いて喜んでいました。

喜んでとった掲示板写真

素人でもこんな感じで楽しめたので、そりゃあ競馬ハマる人はドはまりするよなあと思います。

にしても、競馬は歴史が長いだけあって娯楽としてよくできています。競馬場はきれいだし、飲食店も中に色々入っています。トラックの内側には子供の遊び場があるので公園感覚でも使えるようになっていたり、(当時は真冬だし座席買わないと入ることすらできなかったので遊んでる子供はいなかったけど)名鉄電車が飾ってあったりしていました。1日ずっといる人も、家族連れも、みんな楽しめるようにしようという配慮がされてます。

また場内では他の競馬場のレース(私が行った日は中山でもやってました)が常時映されており、そこの馬券も買えるので開催時間中は四六時中何かのレースにかけられるしずっと馬が走っているのを見られます。あと小さいがグッズショップもありました。馬のぬいぐるみとか可愛いなーと思いました。

また、今年は『競馬の世界史』という本も読んでみました。

 

 

古代から現代にわたるまでの競馬の歴史をざらっとみられました。ウマ娘をやっていてちょっと疑問だったハロンだのマイルだの耳慣れぬ単位ばかり出てくるのはなぜだとか、安田記念とか有馬記念の安田と有馬ってなんだとか、なんでクラシック三冠が偉いとされてるのかとか、エクリプスってなんやねんとか、そんな些細な疑問が歴史を辿ることで解決できて面白かったです。

結局あれ以来競馬場には行っていないし、馬券を買うこともありませんでした。ただ競馬用語とか有名レースを一通り覚えたことで、日本ダービーとか天皇賞とか有馬記念みたいなGⅠレースがあるとちらっとスポーツニュースを眺めて結果を把握するみたいなことはできるようになりました。昔は全く分からなかった職場のおじさんとかがしている競馬トークもちょっとわかるようになっていました。
アニメやゲームをきっかけに新しい趣味を始めるオタクは揶揄されることもありますが、わかることが増えることは人生の楽しみが増えることだと思いますので、競馬知識を増やしたり競馬場に行ったりしてみたのはいい経験だったなーと思います。

民俗学

宮本常一という民俗学者の本が面白いので読んでみよと友人から勧められ、『忘れられた日本人』を読んでみました。民俗学の本は初めて読みました。

Amazonのリンクを貼っておきますが、近所の古本屋に210円のものが3冊くらいあったので私はそこで買いました。多分どこの古本屋にもありそうです。

『忘れられた日本人』は昭和10~30年くらいにかけて田舎の老人たちから著者が聞きとった、江戸末期~戦後すぐくらいまでの農村漁村の暮らしが分かる貴重なお話がまとまっています。
私のような一般庶民の暮らしを扱っているからか、この本がそもそもすごく読みやすいからなのか、なかなか面白かったです。時代的には私(20代)の曽祖父母が生きていたような時代であるのですが、今とはだいぶ雰囲気が違い異世界の話みたいでした。
農村の女性達が結構性にオープンで田植えの最中に下ネタ全体の話をしてるとか、農家の人も農閑期は遠いところに旅することもあるとか、私が持っていた古典的農村イメージとは異なる姿もありました。

あと本の内容とはあんま関係ないですが、会社でおじさんがやりがちな「俺の若い頃は~」的な昔話を聞く機会があるとき、これは昭和会社員の生活を知る民俗学的資料なのでは?という謎の考えを抱くようになりました。「俺の若い頃は~」的な話は煙たがられることが多いように思いますが、民俗学だなーと思って聞くと面白いと思います。実際令和の常識とかけ離れたことやってて面白いですよね会社のおじさんの昭和昔話...。
来年は柳田国男とかもっと有名どころも読んでみたいですね。

まあ、積読が山のようにあるのでまずはそれを取り崩すところからですが...。

日記

5月から月1で日記を投稿するようにしています。翌月中にその前の月の分を投稿するという方法にしており、投稿が月の後半にずれこむ月もありましたが現状一応11月までかけています。

けいおん2期の後半ED「NO,Thank You!」のサビにこんな一節があります。

思い出浸る 大人のような甘美な贅沢

私は過去を振り返るのは結構好きなので、思い出に浸るのは実際、甘美な贅沢だなーと思います。日記を定期的にやっていると過去を振り返る機会を定期的に持てるのでいいですね。

...とか言いつつ、やろうと思った直接のきっかけはフォロワー様方がやられている日記を読んでおもしれーって思ったからで、完全にパクりなんですけど...。

あと、その月のことを書きだすときに色々思い出そうとしても思い出しきれないことが多いので、本当の1日1回の日記も書くようになりました。残業めっちゃして疲れた日はサボって翌日に「仕事めっちゃして疲れた」だけ書くこともありますが、現状こちらもそれなりに続いています。

また、仕事が忙しい時期だと日々を漫然に過ごしちゃいがちなのですが、月1でなんか書くぞーと思うと、何か行動を起こす際に「ブログのネタが増える」というモチベが追加されます。その結果、日々が活動的になるみたいな効能もあるように思います。その効能が効かず活動的でなくても、わずかながらやった思ったことを書き残していると「何もやってないようで案外色々やってるなー」と思えるので、年末に「なんもやってない1年だったなー」みたいな虚無感を抱かずに済みます。

 

とまあ、日記は結構効能が多いので、来年以降も続けたいと思います。読んでくれる皆様、来年もよろしくお願いします。