帰省中の思い出と記録の価値

ご無沙汰しております。じゅけいです。

5月以来更新ができておりませんでしたので、若干固い話で恐縮ですがリハビリ代わりに最近の出来事と考えていることを書いておこうと思います。

 

6月くらいから自分の今後の仕事をどうしようかというのを考えていました。新人と呼ばれていたのもだいぶ昔のように感じるこの頃、そろそろちゃんと考えないとまずいのではないかという焦りがここへきて出てきたのです。

その過程で、転職活動も見据えて職務経歴書とか自己PRに書くことを考えていました。とはいっても文系営業職なので題目だけは新卒就活に作った自己PRとかと大差ありませんが、今までの業務経験と紐づけて語ることでなんだかそれっぽいものが出来上がりました。

ところで私は自分のことが自分で一番わからんと思っています。そこを具体化するためにリアルの人間関係に依存しないSNSをやっている側面もあります。新卒就活当時みんなやる自己分析をやってもやはりわからず、自分の強みとかよくわからんまま就活をやったので正直うまく行きませんでした。私が就活をしていたのはコロナ前の空前の売り手市場とか言われていたころなので内定をもらうことはできてどうにか今働いていますが、周囲の友人は複数社内定を持っているのが当たり前の状態でした。だからこれがリーマンショックの頃とかコロナ自粛の頃だったら就職先があるかすら怪しいんじゃないかと思っています。

だから、就活当時苦労していた自己PRについてそれっぽいものが出来上がったことに少し満足していました。

 

ちょっと時が流れてお盆休み。帰省した際に自室を掃除していたところ、昔日記を書いていた大学ノートを見つけました。大学時代の初期から就職したての頃くらいに書いていたものでした。

読み返してみると、さすがに大学時代初期のものは書いてから10年近くたつし人様に向けて書いたものでもないため、乱雑な愚痴も結構書いてあり読んでてキツいなあと思うものもありました。キツいながらも読み返すこと自体は面白いのでパラパラ読み進めると就活前後の時期までたどりつきました。

どこそこに面接に行ったとか、あそこはうまくいったとかいかないとか色々書いてあるのですが、自己PR作りに苦労していた跡も見つかりました。そこにはボツになったものも当然書いてあるのですが、その中に私が最近考えて作り上げた自己PR的なもんと概ね似通っている記載がありました。当時は根拠(いわゆるガクチカと呼ばれるやつ)がないので、とても就活で自己PRかなんかに使えるような内容ではないと切り捨てていたようです。実際に就活時に出したESには違う内容を書いた記憶があります。
今までの社会人経験で身に付けたと思っていた要素は、実は学生時代からもっていたものでした。


業務経験から引き出した自己PRというのは、正直配属ガチャで決まったところでやってた業務に依存する気もするので、これが自分の力なのか環境に無理矢理適応して生まれたものなのか正直疑わしい部分があるなーと思っていましたが、働く前からその萌芽がみられていたというのであれば、多分私という人間の本性がそこにあるんだと思います。

ここ最近考えていた自分の強みが時間の重みで補強されたようで少し嬉しかったです。

 

さて、ブログを書いてなかったのは新生活の忙しさに加えて、先述した仕事に関する諸々を考えていたというのが理由です。ブログはあくまで趣味の一環だし割と頭を使うので、同じように頭を使うなら人生に関わる事象を考える方をどうしても優先してしまいます。


しかし、やはり記録には価値があります。趣味や楽しさにつながる項目でそれを感じたことは何度もありましたが、こういう実益に関する領域で自分の考えを記録しておくことが役に立つことはあまりなかったので結構新鮮でした。

 

というわけでどんな形でも思っていたことを残すのは大事ですが、私的な日記は何でもかける一方でその時思っていたことを生々しく書きすぎるため、読み返すにはつらい文章になっていることもままあります。

ある程度よそ行きな文章を、検索しやすい形で記録できる という特徴を持つブログも5年10年くらい先の自分のために書いておいた方がいいのかもしれません。しばらく止まっちゃいましたが、今後もたまには書こうかなーと思います。