「買ってよかったもの」で2023年を振り返る

年末ですね。ということで年末恒例企画、買ってよかったものまとめをやります。昨年は買い物をして無さすぎて無理矢理本とかも入れてましたが、今年は割としっかり買い物しましたので全部ちゃんと物です。

 

折り畳み自転車(DAHON route)



引っ越しに伴い自転車通勤をすることになり買いました。今までママチャリしか乗ったことなかったのでどうせなら趣味性のあるチャリがいいなーと思い、通勤距離がそこまで長くなかったこと、パンクした時とかに車で運びやすそうなこと、旅先で持っていて乗ることもできて良さそうだったことから折り畳み自転車を選びました。

折りたたみだとDAHONかternが有名なメーカーらしいと聞き、どっちかのメーカーのエントリーモデルを買うかーと思い近所の某大手自転車販売店に行ったら在庫処分的な感じで型落ち(2021年モデル)のこいつが売ってました。型落ち故にお安かったのと良い色だったのでその場で決めました。価格は5万弱くらいだったと思います。今はrouteは廃版になっており、hitというモデルが後継的な立ち位置になっているようです。
スペックとしては20インチのアルミ製で車重は約12kg。リアに7段変速が付いてます。

いい点

楽しい!チャリってこんなに楽しかったっけ?と思いました。そもそもチャリが久々なのもあると思いますが、20インチの小径かつママチャリに比べれば格段に軽い12kgという車重のおかげもあると思います。出足がめちゃくちゃ軽くすぐに速度が乗り快適です。

また、これは完全にチャリ自体の特徴ですが、車に比べ駐車に関するストレスが少なくて良いです。私が住む名古屋は車社会ですが、一応市内のほとんどはしっかり街なので、チェーンじゃない飲食店とかは駐車場はあっても台数少ないし狭めです。そういったお店に車でいくと 空いてるかな? とか うわー空いてるけど狭いわ。ぶつけないようにしなきゃ とか考えることになります。これをしなくていいのは結構楽だと思いました。

そして折り畳みなので当然折りたためるわけですが、慣れると1分くらいで折り畳めて私のアコード(セダン)にも積めます。点検のために自転車屋に持っていく際などは期待通り楽です。まだチャリを車に乗せて旅行とかはしたことがないので来年は一度やってみたいと思っています。
更に整備やパーツ取り付けをするにも、車に比べてパーツがお安いしDIYが楽なのは魅力ですね。パーツを増やして機能を増やす、機能を高めることの楽しさを気軽に感じられます。私はこの辺に関しては一足飛びで車にいってしまったので、本来は自転車→バイク→車とステップアップして覚えていくのがいいんだろうなーと思いました。

気になる点

この手のアルミ小径車の欠点としてあげられる乗り心地が悪い点については最初は正直気になりました。ただ最近は割と慣れました。

 

新たな趣味が広がる可能性を感じました。今年の買い物のうち一番よかったもの一つだけ選べと言われればこれにするとおもいます

 

骨伝導イヤホン(SHOKZ openmove)

 

 

元々ちょっと映像を見たり音楽を聞いたりするのに全てインナーイヤーイヤホンを使っていました。そこに1人暮らしを初めて、料理や家事をする間にもイヤホンをするようになり、休みは1日のほとんどの時間イヤホンをしているようになりました。流石に耳への負荷やばい気がするなーと思ってるし耳に入れない骨伝導とか試してみようか...と思ってたところでプライムデーで結構安くなっていたので購入しました。ここのメーカーは骨伝導イヤホンの中では大手に当たるメーカーで、そこのエントリーモデルとなります。

いい点

骨伝導なので耳の穴にイヤホンを突っ込みませんから、外耳への負荷は幾分軽減されているはずです。最初はこめかみへの振動とか気になりましたが、慣れると違和感なくつけていられます。メガネしててもOKです(ただし私は金属製のやや細いやつなので、樹脂製の太いやつだと違うのかも)
音質もPodcastみたいな人の声をきくコンテンツであれば問題ありません。音楽だと明らかに音質の低さを感じますが、インナーイヤーの安物イヤホン位のレベルなのでバカ耳の私は1時間くらいで慣れてしまい、流し聞きくらいなら普通にこれで音楽を聞くことがあります。ただ耳の解像度が高い人は耐えられないと思います。上級モデルだともうちょい聞ける感じらしいです。

気になる点

構造故に仕方ないですが椅子のヘッドレストに干渉する点は気になります

 

ちょっと前に長年のイヤホンの使いすぎか単なる鼻詰まりが理由かわからないが耳に違和感を覚える時がありちょっと怖くなったので、こちらの使用頻度を上げています。持っててよかった!

スマートディスプレイ(Echo show5 第2世代)

 

 

実家で家族が使っており、そこそこ便利そうに見えたが機械に向けて声を出すことに抵抗があり買っていませんでした。しかし毎度のことですがプライムデーでめちゃくちゃ安くなっており、ちょうど先述の骨伝導イヤホンとかiPadとか検討していた都合で財布の紐が緩くなってたので上手く使えなくても電子目覚まし時計として使えばいいかーと軽く考えて買いました。

amazonのリンク貼るときに気づいたのですが、今年第3世代が出たようです。リンクも第3世代にしておきます。私が買ったのは第2世代です。

いい点

音声入力は案外便利でした。正直音声入力ってまともに検知してくれないイメージがあり、機械に向けて声を発することへの抵抗もそれが理由だったのですが、(発した声を検知してくれないと私は虚無に向けて喋る人になるので)多分10年くらい前のイメージで止まっていたのだと思います。イメージよりかなり精度がよかったです。
あと多機能です。スマートリモコンと併用すれば声でエアコンとか照明を設定できるし、単独でニュースとか天気予報とかも流せるし、純粋にスピーカーとしてスマホの音楽を流すことができるし、カメラがついているので家を空けていて突然家の様子が気になった際に家の様子が見られます(画角はやたら上寄りですが)。これで確か4,000円程度だったと思うので破格だと思います。

気になる点

先述の通り音声認識はそこそこ優秀ですがたまーに精度が残念になるのでちょっとイラッとします。2、3回いっても反応しない時は舌打ちしちゃう時もあります。アレクサさんごめんね。

 

音声入力への認識を改めることができて、いい買い物だったと思います。

 

iPad 第10世代

 

 

ずっと2018年に買った第6世代を使っていたので流石にもっさり感を感じるようになり、更に引っ越して以降は利用頻度が増えて流石に動作の重さがストレスになったので、プライムデーの割引を狙って買い替えました。
素のiPadの機能自体に不満はなかったのでProとかは特に検討しませんでした。タイムセールで62,000円くらいでした。


いい点

順当にスペックが上がり、ホームボタンが廃されたことで実質画面サイズが大きくなったので嬉しいです。
また、このモデルからタイプC端子を採用しているので充電端子の統一が進みました。
スマホがiPhone12なのでLightning端子は残っていますが、次にスマホを買い替えたらほとんどタイプCだけで事足りるようになるんだと思います。

気になる点

特になし

 

同一機種のバージョンアップなので新たな発見とかは特にありませんが、順当にいい買い物だったと思います。

PC用Bluetoothアダプター

 

 

今使ってるPCはBluetooth機能はついてません。うっすら不便ですが致命的ではなかったのでiPhoneに付属される有線イヤホンを使ってました。
そいつが断線して、代替品探さなきゃなーと思っていたところで、そもそもBluetooth化すればスマホ用のイヤホン転用できるから代替品探さなくていいじゃん と思いたち先述のプライムデーと合わせて購入しました。

いい点

ケーブルがないって便利!むしろなぜ今まで買ってなかったの?

気になる点

特になし(Bluetoothにしたことで音質が云々あるかもしれませんが先述の通りバカ耳なので感じません。遅延もしているのかもしれませんがFPSとかやらないので気になりません)

 

正直今までも買おうと思ったことが何度かありましたが、Amazonを見ても令和最新式のものがやたら出てくる状況で、ちゃんと適合するか調べるのが億劫になり買ってませんでした。
うっすらでも感じている不便は早めに解消しておいた方がいい という至極当たり前の知見を得られました。

 

トラックボールロジクール M575S)

 

今まで使っていた人差し指トラックボール(DEFT PRO)に特段の不満はありませんでしたが、トラックボール界のド定番機種としてやたら評判がいいので気にはなっており、これまたプライムデーで安くなってたので買いました。

いい点

価格の割に機能は少ないのですが、ボールだったりボタンだったりの回し心地押し心地が非常に良好です。質感が高いってのはこういうのをいうのでしょうか。

親指トラックボールを使うのはこれが初めてなので、使い始めはそもそも操作感に慣れませんでしたが、この質感の高さ故にそこまでストレスになりませんでした。今は操作感にも慣れ非常に快適です。

気になる点

特にありませんが、強いて言うならホイールチルトはあるともっと便利だったなーと思います。

 

正直に今のPC生活に馴染みすぎてて今年買ったことを忘れてました。仮に壊れたとしても同じ機種をまた買うと思います

 

まとめ

今年は生活環境が変わったことでこれ以外にも結構金を使っているのですが、それで財布の紐が緩くなったのか他の買い物もしていました。ただそうやって財布の紐を緩くしたおかげで今まで使ったことない類のものも使えて、色々発見ができたんだと思います。

もちろん財布事情と相談ではありますが、余裕があるうちは程よく財布の紐を緩めることも人生に寄与するのかもしれません。

 

今年の更新はこれで最後になると思います。生活環境の変化にかまけて月報をしれっとやめたので更新頻度は昨年より下がりましたが、来年も細々とでも更新してきたいと思います。読んでくださった皆さんありがとうございました。来年もよろしくお願いします。よいお年をお迎えください。

 

余談

今年から引っ越して生活環境が変わり、その関係で買ってよかったものはひと足先に以下の記事にまとめていますのでよかったらこちらもどうぞ。再掲にあたりちょっと加筆修正してます。

 

capp-10k.hatenablog.com

 

買ってよかった2023

「留年」が作る日常系作品としての魅力 『またぞろ。』感想

はじめに

まんがタイムきららキャラットにて連載されていたまたぞろ。はここ数年の漫画の中で最も楽しみにしていた作品といっても過言ではありませんでした。生来きららは気に入った作品を単行本で追うタイプでしたが、またぞろきっかけで本誌を追いたいと割と本気で考えていました。(3巻が出たタイミングで…と思っていたが3巻で完結だったのでいよいよかないませんでしたが)なぜそこまでの魅力を感じていたのか記録しておきたいと思います。

  • はじめに
  • またぞろ。と「留年」
    • 留年とは何か
  • 日常系作品の魅力
  • 未読の方向けにここで一旦まとめ
  • 好ましい世界観(人間の不完全性の肯定)
    • しっかりしなくてもいい
    • しっかりはしていないけれど
    • 最終話
    • 不完全なものは不完全なままでもよい

 

またぞろ。と「留年」

またぞろ。は主人公の穂波殊・広幡詩季・六角巴の高校留年生(高校1年生2回目)3人組とそのクラスメイトの留年予備軍(高校1年生1回目)である阿野楓の計4人をメインキャラとして据えて、彼女たちの高校生活を中心に描く作品です。日常系に分類されると考えています。日常系はきららを象徴するジャンルで、実際にまんがタイムきらら系列誌には多くの日常系作品が連載されています。その中でこの作品が特殊なのが「留年」それも(少なくとも本人の認知として)メインキャラ3人中2人が自責理由で留年していることでしょう。*1Wikipediaでも「留年をテーマにした作品」という項目にまたぞろ。が載っています。*2ゆるキャン△でいうところの「キャンプ」。ぼっち・ざ・ろっくでいうところの「バンド」がこの作品においては留年なのです。

留年とは何か

「留年」とは何でしょうか。先述のWikipediaには「学校に在籍している児童・生徒・学生(在学生)が、何らかの理由で進級しないで同じ学年を繰り返して履修すること。」とされています。ここでは「何らかの理由」としてぼかされていますが、少なくとも今の日本においてはネガティブな理由(授業・講義に出ず単位が足りなかった等)でなされることの方が多いです。
授業・講義に出ないことの理由として挙げられるのは「心や身体が不調で学校に行けなかった」というものがまずあります。この文脈では「留年」はネガティブなイベントであるといえるでしょう。*3
一方、そういう雰囲気を持たない留年も存在します。心身ともに健康だがサークル活動とかバイトとか遊びに専念しすぎたみたいな理由で留年したというパターンだと、周囲から「気の毒」みたいな目を向けられるよりもむしろ「(やべーやつで)面白い」みたいな扱いをされている場合もあります。*4私の周りの留年生の中にもこういう人がいました。まあ本人からしたら留年は十分深刻な問題だと思いますが...。
このように留年の持つ性質というのは基本はネガティブですがそれに留まるものではなく、やはりwikipediaに書いてある通り「何らかの理由」というニュートラルな書き方をするのが一番正しいかもしれません。ただし「普通ではない」「正しくはない」という捉え方をされていることは確かでしょう。

さて、留年は基本的に「普通ではない」事象ですが、またぞろ。で主題となる高校留年というのは現代日本では猶更珍しいものとして扱われることが多いです。さすがに私も高校時代に留年した人は周りにいませんでした。特に高校までは、「同級生」という括りが変動することはほぼあり得ませんし、主要イベントもみんな同じタイミングで横並びに発生します(特に受験とか)*5そこから突然誰かが脱落するというのは、結構人間関係に与えるインパクトが大きいでしょう。

さて、ここまで述べてきた要素から、留年というのは下記の2要素を持っていると思います。

①    (良くも悪くも)不完全な個性の集積装置
②    同級関係(≒幼馴染関係)の解体と再構築(及びそれに伴う軋轢の発生)

日常系作品の魅力

またぞろ。は日常系作品であると述べました。私はこういった日常系と呼ばれるジャンルの作品が好きで、これまで見てきたアニメや漫画の半分以上は日常系です。そんな私の個人的な考えですが、日常系作品の魅力として下記3点があると考えています。

①    魅力的なキャラクター
②    笑い
③    好ましい世界(≒関係性、雰囲気)

この3点は、日常系作品の重要な構成要素であると私は考えています。私がいいなあと思う日常系作品にはこの3つが備わっていました。
そして、これだけでも素晴らしい日常系作品は成立するのですが、まんがタイムきらら系列誌の作品に関しては、近年の傾向としてそこに+α要素(強いストーリーとか)が備わっているものが多いように思います。現在絶賛アニメ放映中の星屑テレパスもその一つと言えるでしょう。

さて、先ほど留年の持っている要素を2つ上げましたが、この要素を利かすことで、またぞろ。は上記3点+αの魅力を備える作品となっていると感じました。それゆえに私はこの作品を魅力的に感じていたのだと思います。

どういうことか簡単に書くと以下の通りです。

  • 魅力的なキャラクター(可愛い絵柄+留年という不完全な個性によって作られた魅力的なキャラクター達)
  • 笑い(全体としてコメディタッチの作品ですが特徴を挙げるなら不完全な個性を持つ人間(特に殊)の言動)
  • 好ましい世界(人間の不完全性の肯定)
  • +αとしての、同級関係(≒幼馴染関係)の解体と再構築(及びそれに伴う軋轢の発生)が生み出す読み応えある人間関係ストーリー

さて、魅力の概要を書いたところで、細かい話に入りますが、既に2000字超えているので全部を細かく書くとマジで1万字超えの超大作になりそうです。ということで「好ましい世界」の部分のみを掘り下げます。

未読の方向けにここで一旦まとめ

この作品で扱われる「留年」という事象にまさに自分も置かれている方もいるかもしれませんが、そういった方が読むにはかなり適した世界観を持っている作品であるように感じます。「留年」に至った人のうちそれなりの割合の人が「不完全を完全に近づける」取り組みをしていたはずです。そしてうまくいかなかったという人も一定数おり、そんな自分に嫌気がさしたり、人生全般が嫌になったりする人もいるのではと想像します。この作品は「不完全を完全に近づける」という現代社会で主流な価値観とはやや異なる価値観(=不完全なものを必ずしも完全にしなくてもいい)を提示してくれています。そんな価値観は今現在苦境に立たされている人にはかなり魅力的に映るでしょうし、人生を好転させるヒントを与えてくれる…かもしれません。分かりませんが。
そもそもとして、日常系自体が苦しい環境下の人間にとってはかなり親和的なジャンルです。*6今リアルが大変な人も、別にそうでもない人も、是非一度読んでみてはいかがでしょうか。


では、ここからはしっかりめにネタバレを混ぜますので、未読でネタバレ踏みたくない方はここで閲覧をやめておくことをお勧めします。気にしないor既に全部読んだ方は、続きをどうぞ

*1:またぞろ。連載開始時にアニメ化まで果たしていた『スロウスタート』は浪人をテーマにした作品ですが、花名ちゃん等浪人組は病気等やむをえぬ理由でしたね

*2:ちなみにWikipediaでは留年は「原級留置」という言葉で立項されています。なんかかっこいいですね。

*3:作中でも、詩季は作中時点では完治していますが病気で出席日数が足りなかったため留年しています。殊は体調には問題ありませんでしたが朝起きれず遅刻とか忘れ物しまくる等して学校生活に適応できなかった末に不登校になり留年しています

*4:作中では、巴はこっちサイドの扱いを受けていますね

*5:大学だと理系は大学院に進むこともざらなので就活のタイミングがストレートに進級しても異なります

*6:完全に余談ですが、私が大学で会ったオタクの一定数は浪人中にアニメや漫画にはまってオタクになっていました

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帰省中の思い出と記録の価値

ご無沙汰しております。じゅけいです。

5月以来更新ができておりませんでしたので、若干固い話で恐縮ですがリハビリ代わりに最近の出来事と考えていることを書いておこうと思います。

 

6月くらいから自分の今後の仕事をどうしようかというのを考えていました。新人と呼ばれていたのもだいぶ昔のように感じるこの頃、そろそろちゃんと考えないとまずいのではないかという焦りがここへきて出てきたのです。

その過程で、転職活動も見据えて職務経歴書とか自己PRに書くことを考えていました。とはいっても文系営業職なので題目だけは新卒就活に作った自己PRとかと大差ありませんが、今までの業務経験と紐づけて語ることでなんだかそれっぽいものが出来上がりました。

ところで私は自分のことが自分で一番わからんと思っています。そこを具体化するためにリアルの人間関係に依存しないSNSをやっている側面もあります。新卒就活当時みんなやる自己分析をやってもやはりわからず、自分の強みとかよくわからんまま就活をやったので正直うまく行きませんでした。私が就活をしていたのはコロナ前の空前の売り手市場とか言われていたころなので内定をもらうことはできてどうにか今働いていますが、周囲の友人は複数社内定を持っているのが当たり前の状態でした。だからこれがリーマンショックの頃とかコロナ自粛の頃だったら就職先があるかすら怪しいんじゃないかと思っています。

だから、就活当時苦労していた自己PRについてそれっぽいものが出来上がったことに少し満足していました。

 

ちょっと時が流れてお盆休み。帰省した際に自室を掃除していたところ、昔日記を書いていた大学ノートを見つけました。大学時代の初期から就職したての頃くらいに書いていたものでした。

読み返してみると、さすがに大学時代初期のものは書いてから10年近くたつし人様に向けて書いたものでもないため、乱雑な愚痴も結構書いてあり読んでてキツいなあと思うものもありました。キツいながらも読み返すこと自体は面白いのでパラパラ読み進めると就活前後の時期までたどりつきました。

どこそこに面接に行ったとか、あそこはうまくいったとかいかないとか色々書いてあるのですが、自己PR作りに苦労していた跡も見つかりました。そこにはボツになったものも当然書いてあるのですが、その中に私が最近考えて作り上げた自己PR的なもんと概ね似通っている記載がありました。当時は根拠(いわゆるガクチカと呼ばれるやつ)がないので、とても就活で自己PRかなんかに使えるような内容ではないと切り捨てていたようです。実際に就活時に出したESには違う内容を書いた記憶があります。
今までの社会人経験で身に付けたと思っていた要素は、実は学生時代からもっていたものでした。


業務経験から引き出した自己PRというのは、正直配属ガチャで決まったところでやってた業務に依存する気もするので、これが自分の力なのか環境に無理矢理適応して生まれたものなのか正直疑わしい部分があるなーと思っていましたが、働く前からその萌芽がみられていたというのであれば、多分私という人間の本性がそこにあるんだと思います。

ここ最近考えていた自分の強みが時間の重みで補強されたようで少し嬉しかったです。

 

さて、ブログを書いてなかったのは新生活の忙しさに加えて、先述した仕事に関する諸々を考えていたというのが理由です。ブログはあくまで趣味の一環だし割と頭を使うので、同じように頭を使うなら人生に関わる事象を考える方をどうしても優先してしまいます。


しかし、やはり記録には価値があります。趣味や楽しさにつながる項目でそれを感じたことは何度もありましたが、こういう実益に関する領域で自分の考えを記録しておくことが役に立つことはあまりなかったので結構新鮮でした。

 

というわけでどんな形でも思っていたことを残すのは大事ですが、私的な日記は何でもかける一方でその時思っていたことを生々しく書きすぎるため、読み返すにはつらい文章になっていることもままあります。

ある程度よそ行きな文章を、検索しやすい形で記録できる という特徴を持つブログも5年10年くらい先の自分のために書いておいた方がいいのかもしれません。しばらく止まっちゃいましたが、今後もたまには書こうかなーと思います。

月報2023年4月 読んだ本(ぎんしお少々・星屑テレパス)

こんにちは、じゅけいです。

また翌月末になってしまいましたが毎月定例の月報4月編です。

  • 新生活買ってよかったもの
  • 読んだ本
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新生活買ってよかったもの&そうでもなかったもの

恒例の月報を書くべく4月何してたかなーと思い返すと、3月同様生活を整えるためにあれこれ買い物をしていました。

ということで年末企画としてお馴染みの買って良かったものシリーズを今からやっちゃいます。新生活で買ったもの縛りなので許してくださいな。

  • 1.パソコン机とパソコン椅子
  • 2.スチールワゴン(ニトリ 高さ調節ができるスチールワゴン トロリ)
  • 3.ダイソー シンクスライド棚
  • 4.深型フライパン (ニトリ IH・ガス火 取っ手が取れる深型フライパン)
  • そうでもなかったもの
  • 余談
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2023年3月 はじめてのひとりぐらし その③(引っ越し・新生活編)

こんにちは、じゅけいです。

先月に引き続き、今回もアラサー独身男性が初めて一人暮らしをするにあたって思ったことを諸々書くはじめてのひとりぐらしシリーズです。今回は引越しと新生活初期に思ったことについてです。

過去2回はこちらから

 

capp-10k.hatenablog.com

capp-10k.hatenablog.com

  • 引越しをしよう
  • 生活基盤を整えよう
  • おもったこと
    • 実家にすぐ帰れるとしても案外寂しいもの
    • 生活基盤を整えるのは割と楽しい
    • 冷食の発達がすごい
    • 職住近接は最高
  • 最後に
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2023年2月 はじめてのひとりぐらし その② (内見といろいろ契約編)

お久しぶりです、じゅけいです。

月1投稿しようと思っていた日記シリーズですが気づいたら4月も中旬。先月も書いたとおり、生活環境を変えたので休みは家事だの買い物だの買い足す家具家電の情報収集をしていると終わってしまいブログを書く時間というのが取れませんでした。

ということで今から見るとだいぶ前の話のように思えますが今回ははじめてのひとりぐらしシリーズ②内見と契約編です。

先月分はこちら

capp-10k.hatenablog.com


内見をしよう

ネットで事前に調べた結果いいなと思ったところを2件申し込みました。1件は申し込んだ時点で既に埋まってました+ほかにこんな物件どうすか?みたいなメールがきました。今思うと他の会社では空いてないことになっていたのでいわゆるおとり物件ってやつかもしれません。妙に条件いいから怪しいとは思ったが...。
もう1件は空いているし翌日内見できるよーと連絡がきたので早速予約メールを送って内見することになりました。

翌日、昼過ぎに内見予約を入れていた不動産屋に行きました。駅前でなんかしらの団体が演説しているの横目に駅前ビルに入っている不動産屋へ入りました。新年度からの引っ越しをするには少し早い時期ですが店内はそれなりに混んでいました。物件の概要をちょっと見た後に早速不動産屋の車で現地へ。

ネットで散々調べていいなーと思った物件なので、印象とはそう大差ない感じでした。ネット情報よりも新しい設備がついていて印象がさらに良くなりました。ということで契約の意思をある程度固め、契約するつもりでカーテン周りとかドア周りとかの寸法を測るなどもしました。しばらく見た後不動産屋へ戻り契約の意思を伝えました。

(ちなみに住んでしばらく経った今もそこまで不満はありません。強いて言うなら鉄筋の割に防音性能が思ったより大したことないなーってくらいです。まあ水を流す音とか隣人が宅飲みして騒いでるときに声聞こえるなって程度なので現状許容範囲内ですが。)

その後契約手続の説明だの重要事項説明だのを受けました。業界大手の会社が管理している物件らしく、契約手続は結構電子化されていて今時でした。具体的にいうと、私は賃貸契約書にハンコをつくというのをやってません。電子的に契約手続がやれるらしいです。結局これ以降不動産屋には鍵を受け取るまで一回も行っていません。住民票準備するとか諸々の手続で何度も不動産屋通いをするとか考えていたのでこれは結構拍子抜けでした。便利な時代になったもんです。

ということで、不動産屋での説明もそこまで長い時間はかからず、昼過ぎに不動産屋に入ったのにまだ夕方ともいえぬような時間に手続が終わっていました。なんかしらの団体の演説はまだ続いていました。
私はめちゃくちゃ優柔不断なので、ネットで色々見たとはいえこんなに早くきめちゃっていいものかとちょっと不安になりつつ家へ帰りました。

契約手続をしよう

先述の通り、内見日以降不動産屋にいくことはなく、専用アプリを通した手続だったりメールのやり取りだったりですべてが終わってしまいました。
家からそこそこ遠い不動産屋に行かなくていいのは便利でいいんですが、こういうの初めてでしたし手続を進めても相手からくるレスポンスはシステムが送る「受理しました」系の自動返信のメールくらいなので、手続はしたけどこれでちゃんといいのだろうか…?とか思うこともありました。(実際一個やるタイミングがいつかわかんなくて時間切れになりかけた手続がありました)まあ最終的には大きなミスもなく追われました。

インフラを契約しよう

内見から入居までは1か月もないので、ここから地味に忙しいです。平行してまず進めたのはインフラの契約です。電気、ガス、水道そしてネットですね。水道は迷う余地ありませんが、電気ガスは今は自由化の影響で選択肢が無限にあるし宣伝も無限にあります。最近の原材料費高騰でいわゆる新電力が大変なことになっているなどのニュースを見ていたので脳死で大手の業者を選びました。
ネットは更に選択肢が多いですが契約した家は元からフレッツの設備は入ってるらしいのでフレッツ系に絞って選びました。…フレッツ系って光コラボとか含めると死ぬほどあるので実質絞れてませんがまあどうにか選びました。

家具家電を買おう

まずは最低限ってことで寝具・カーテン・洗濯機・冷蔵庫・電子レンジを買いました。ニトリと家電量販店で普通に買っています。

ちなみにここでやわらかめのマットレスを買ったら思ったより合わず腰がちょっと痛いのが最近の悩みです。

思ったこと

実家を離れるんだ…の感慨は案外ない(決めるもの多すぎて忙しすぎるので)

部屋探ししているときは現実感はやや薄いのですが、いざ動き出そうという段階になって現実味が出てくるとなんだか感傷的な気持ちになります。ということで感慨ピークは内見申込時でした。そこから引っ越しが落ち着くまでは作業的にいろんなものを進めるので感慨はあまりないです…よくもわるくも。冠婚葬祭の類でもそういうことはあると聞いたことはあるので、そんなもんかもしれません。

油断すると余計なものを契約させられそうになりがち

先述の通り、専用アプリで手続をしますが、UIが不親切なのかわざとやってるのか契約の過程で別にマストではない浄水器の契約をさせられそうになりました(もちろん契約しないの選択肢も選べるがNOの選択肢が分かりづらい言い回しになっています)

あと絶対契約しないといけないサービス(火災保険とか)と、契約はしないとだけど別にそこの会社じゃなくていいサービス(ガスとか)と、契約がマストでは絶対ないサービス(浄水器とか)が「手続」みたいなメニューにならんでUIにあります。
さすが大手ぬかりない。
ちゃんと文章を読んだりググったり、不動産屋に「これ必須ですか?」って聞いたりすればこの区別はつくが、ぼーっとしていると区別つかずにいらんものを契約させられそうになってしまいます。
これは携帯ショップとかも同じですが、余計なものを契約したくない場合はかなり気を張っていないといけません。

ところで、社会に出て働いてると、人の話は聞かないし文章を読まないしって人結構おるなと思うのですが、彼らは気づかず余計なものも契約しちゃっているかもしれません。ただ書いてある以上、自分で選んだんだからええやろ!ってなるわけで...世知辛い世の中です。

とはいっても決めるものが多すぎて全部を最適化するのは到底ムリ

やったことで書きましたが、部屋契約~入居までのだいたい1か月でいろんなものを決めることになるので決断ポイントをたくさん使います。
私は優柔不断人間で決断ポイントの初期値も回復力も低いため、途中で決断ポイント切れが発生しますし、調べ物も不十分なものが出てきます。ということで、油断すると余計なものを契約してしまうのが新生活ですが、全部を最適化するのは到底無理だと思いました。ある程度割り切らないとだめですね。私はネット(特に光コラボ)はキャッシュバックだの工事費割引だの特典が会社によってまちまちすぎて比較がむずいので業界大手っぽいところ数社にいきなり絞ってキャッシュバックとかじゃなくてシンプルに割引するよって言ってるところを選びました。(後からキャッシュバック手続するの絶対忘れそうなので....)
家電も家電量販店が「新生活セット」みたいな感じでまとめ売りしているものを買いました。パナとか東芝とかの家電だったのでハイアールとかよりはもちろん高いですがその分失敗は少ないと思います。たぶん…。
予算によりますが、困ったらそれなりの価格帯の有名メーカー品を選んどくと失敗は少ないと思います。

 

ということで次回は最終回。引越しとはじめてのひとりくらしをしてしばらくの感想です。これを書いている現在はある程度生活が落ち着いているので、次回はもうちょい早く投稿できると思います....たぶん

おしまい