新年度も近いので手帳を買った

こんにちは、じゅけいです。

時が過ぎるのははやいもので、もう3月。新年度が近づいています。

年度替わりのタイミングで手帳を買い換える私にとって、3月は手帳更新の月でもあります。

今年は「小さくてたくさん書ける手帳」を買おうと決めました。

基本的に手帳に書ける文字の量は紙のでかさと量に依存します。「小さくてたくさん書ける」というのは、基本的に両立しないものであり、無理な要望です。

そんな無理な要望をかなえるため、万引き犯に間違えられかねないくらい手帳コーナーの前をうろうろして考えた結果、「NOLTY ライツ2」という手帳を買いました。

ここからはこの手帳を買おうと決める過程と、その感想を細々書いていきます。

お時間のある方は、おつきあいください。

分量がそれなりにあるので、選んだ手帳の感想だけさらっと見たい方は目次の3をクリックしてとんでください。

 

 

1.選ぶ際のポイント

これまでのスケジュール管理とメモ

 

この1年間、仕事のスケジュール管理には以下の3点を利用してきました

・手帳(高橋書店の「シャルム1」。B6サイズ)

 スケジュールとTo Doの記載用

・メモ帳(A7サイズ)

 手帳がすぐに出せないときにメモする用(B6サイズの手帳はカバンがないと持ち歩けないため、カバンを持てないときのメモとして使用します。)

・大学ノート(B5サイズ)

 社内での考え事、議事録などの記載用

 

ちなみに元々、手帳は使っていませんでした。社内イントラにスケジュール機能があったので、そちらを使用していました(スケジュール共有のためにある程度記入する必要がありますし)。しかし社内イントラのスケジュールは外で確認できません。外仕事が多いのに外でスケジュールが見られないのは不便でしょうがないので、途中から手帳を使用しました。

 

現状の問題点として、

・メモる先が3枚もあるので、どこに何を書いたのか忘れる

・メモ帳を見失う

 がありました。

というわけで、来年度からは小さい手帳を買って、メモ帳兼スケジュール・ToDoの管理用とすることにしました。

 

選ぶ際に意識したポイント

1.小さい

大きくてもジャケットの内ポケットに入る程度でないと持ち歩けません。夏場はジャケットを着ませんので、ズボンのポケットに入ってくれるとなお嬉しいですね。

2.月はカレンダー表記

小さい手帳だと、カレンダー表記じゃないやつもあります。カレンダー機能の方が見慣れてて分かりやすいので私はそちらがよかったです。

3.メモ欄が多い

書くことは多いのにメモ欄が少ないとなると、限られたスペースを有効活用しようと書き方に悩む時間が生まれます。これは時間の無駄です。

4.比較的安価かつ入手しやすい

貧乏症なのか高級な手帳だと書くのがもったいないという気持ちが働きます。書くための手帳なのにこれでは本末転倒です。また、次に購入する際にいつでも買えるように、都会の文具店でしか売ってないような珍しいものは避けたいです。

 

2.実際に手帳を選んでみる

月間カレンダー+たくさんのメモページ の構成で探す

上記の条件を考慮して選んだ結果、まず「月間カレンダー+たくさんのメモページ」の構成で探すことにしました。週ページがないやつです。

というのも、私は1日に書く分量が多くなりがちなので、週ページがついた手帳の週ごとのページに諸々書いていると確実に分量が足りなくなります。

かといってはみ出して書くと、はみだした日の分、スペースがなくなります。どうしようかと考えているうちに、めんどくさくなって何も書かなくなります。(そしてタスクをすっぽかして怒られます)

ちなみに内容だけなら理想の手帳は見つかっていました。

高橋書店の「T’マンスリーロジェ」というやつです。

月間カレンダーの後ろに大量にメモがついています。

No.981 T’マンスリー ロジェ 1|高橋書店

ただ見ての通りこのシリーズ、B6サイズしかありません。

これの小さい版があればすぐに買っていたのですが...。

 

ってことで、月間カレンダー+たくさんのメモページの構成で探しだしました。

 

候補1:高橋書店「torinco3」

No.523 torinco 3|高橋書店

私はこれまで高橋書店の手帳ばかり使ってきました。というわけでまずは高橋書店から探しました。

すると、今年から1日1ページ構成の「torinco」という新シリーズが登場するとの情報が。

www.takahashishoten.co.jp

このシリーズは1、2、3と3種類あります。このうちの3がコンパクトサイズかつ、月間ページ+メモという理想の構成でした。

 

しかし、近所の書店で実物を見たところ、月間ページ→メモ数ページ→月間ページ→メモ数ページ...となっていました。

この構成だと、普通に使用する場合、1ヶ月に使用できるメモ欄に限界があります。1ヶ月分のメモ欄を使い切った後、次の月のページを超えてメモを使用する必要があります。記入場所を迷いそうです。

また、「手帳女子大注目」とあるとおり女性を意識したパステルカラーなので、男が仕事用に使うには少し気が引けます。これは機能面で問題無ければ気にしないつもりだったんですけどね。ってことでボツ

 

候補2:MARK'S 「EDiT」

ネットでメモ欄が多い手帳として調べてみるとこれも出てきました。

4種類のフォーマットが出てきたのですが、どうやらその中に月間ページ+メモの構成もあるようです。更にB7サイズもあるっぽいとのこと。候補に入れて良いかもしれません。

近所の書店に行った際に実物がありましたが、ビニールをかぶせられていて中身が見れませんでした。あと価格が少し高いように感じたので今回はボツです。

(ちなみにこれを書くときに調べたら、月間ページ+メモの構成なのは、A5サイズだけでした。そもそもダメじゃないか!)

 

月間ページ+メモの構成を諦める

元々候補1のtorincoを買うつもりで書店に行った私。他に「月間ページ+たくさんのメモ」という構成を見つけることが出来ませんでした。

手帳コーナーを歩き回ってウンウン考えている最中、ひとつの考えが頭をよぎりました。

「週間ページありの手帳を選んで、枠線無視して全てメモ欄にすればよいのでは?」

もはや開き直りに近い考えですが、ものによっては枠線が少なく、メモに転用できなくもないです。

こうなれば選択肢は無限に増えます。大手の高橋と能率だけでもコンパクトサイズの手帳なんて大量にあります。

というわけで、開き直って探し直し、概ね30分。やっと決まりました。

 

3.今回買った手帳「NOLTY ライツ2」について

jmam.jp

はい。というわけで今回購入したのはこの「NOLTY ライツ2」です。

大手だと専ら高橋の手帳ばかり買っていたので、NOLTYを使うのは初めてです。

選んだ理由

私がこの手帳を選んだ理由は以下の通りです。

 

1.月間ページ+大量のメモ に転用しやすい

 

この手帳は、3月から翌年3月までの月間カレンダー→3月から翌年3月までの週間メモ→メモページ という構成となっています。

この構成だと、週間メモの枠線を無視することで、月間カレンダーの後ろを大量のメモ欄へと転用できます。

手帳に書いてある日付通りに使用する場合は、3月の月間カレンダー→3月の週間カレンダー→4月の月間カレンダー...という構成の方が私は好きでしたし、正直月間がまとまっている構成の存在意義がよく分かりませんでした。だって、例えば3月17日の予定を見るときに月間カレンダーから週間メモへ飛びにくいじゃないですか。

しかし先述した通り、週間ページを無視する場合は月間カレンダーと週間メモがくっついているのはむしろデメリットとなるのです。

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週間メモページ

 

また週間ページも、左に書いてある日付を無視すればたまに太い罫線が現れるメモ欄みたいなものです。

 

2.ページ数が他の手帳よりも多くみえた

 

本屋で色々並んでいる中で、こいつは若干ページ数が多いように見えました。メモをがしがししまくるので1年に何回か買い換えるつもりではありますが、長く使える方が都合がよいです。

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ページ数比較。左がNOLTY、右が高橋

これは高橋書店の同じサイズ、構成の手帳と並べて撮影した写真です。若干左の方がページ数多く見えませんか?実際にこっちのがページが多いようです。(両社の公式サイトによると、左が208ページ、右が192ページ)

 

3.ジャケットにもズボンのポケットにも収まるサイズ

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左から2018年に使用していた手帳(B6)、今回購入した手帳、サイズ比較用のボールペン

見ての通りコンパクト。ジャケットの内ポケットはもちろん、ズボンのポケットにも収まります。

 

4.高価ではない

こいつは1冊1,080円(税込み)です。手帳としては普通の価格でしょうか。激安ではないですが、これくらいなら1年に3冊買ったとしても3,240円です。まあ許容範囲でしょう。

 

ちなみに普通のメモ欄も以下の通り4種類あります。

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罫線が3つに分かれたメモ

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行数がすぐ分かるメモ

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方眼メモ

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罫線が2つに分かれたメモ




巻末には路線図などお馴染みの便利情報があります。この便利情報達、結構使えそうなのですが私は案外使いません。

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主要都市地下鉄の路線図



使用感

手帳のほとんどをメモ欄として使用できるので、スペースのことを気にすることがなく、何でも書こうと思えます。そしてコンパクトなので手で持ったままでも開きやすいし書きやすいです。小さくしたのは正解でしたね。

週間ページを転用して使うと、週間ページに書いてある日付と全く関係ない情報を週間ページに記載することになります。使っていて不自然に思うかも知れないと感じましたが、半日くらいで慣れました。

また、記入日は左側の余白に色を変えて大きめに書いているので、その点で迷うことはありません。記入日が揃っているだけでも十分に情報を探すことはできますね。

ちなみに2月25日から使い始めて3月17日現在、5月14日の所までメモが書いてあります。手帳の中では平成終わっちゃってます。

 

気になる点

多少ですが、気になっている点はあります。

 

1.分厚くてズボンのポケットに入れにくい

 

選んだ理由その2と裏表みたいなもんですが、ページ数あって分厚いので、ズボンのポケットには少し入れにくいです。1年つかってページ数少なくてもいいなと思ったら来年は少し少なめで薄い手帳にかえるかもしれません。

 

2.週間ページ欄の左空きスペース

 

この手帳、週間ページ欄の左側が少し空きスペースになっています。時刻表示もあるので、バーチカル式的な使い方をしてもらうためでしょう。ただ単純にメモとして転用する場合、この余白はスペースの無駄になり得ます。

ただ、このスペースが空いているので、日付を書くと他のメモに埋もれないで済むといった利点もあるので、ここは使用しつつ必要かどうか判断していきましょう。

 

4.最後に

今回は、「自分が来年手帳を買う際の参考にするため」という意味も込めて、選ぶ過程をだいぶ長々と書きました。他の方の参考になるかは分かりませんが、(そもそも皆さん最後まで読んでくださったか分かりませんが)なったのであれば幸いです。

手帳については、人それぞれ重視する要素があると思うので、機会があれば色々選ぶポイントを聞いてみたいなあと思います。

 

おしまい。