2019年冬クールアニメ『えんどろ~!』1話感想

こんにちは、じゅけいです。

 

下記2記事の続きです。

 

capp-10k.hatenablog.com

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今期冬アニメの1話感想を書きますよ というお話でした。

今回は『えんどろ~!』です。内容につっこんで書きますが、まだ1話なのでおそらく問題ないとは思います。

 

 えんどろ~!

 人々とモンスターが共存して暮らす剣と魔法の大陸「ナラル島」。そこには恐ろしい「魔王」が存在していました。はるかはるかの大昔、ナラル島に現れた魔王を倒した初代勇者--それからも、様々な時代で何度も何度も魔王は蘇り、同時にそれに対抗する勇者もまた現れ…。少女たちは、いつの日か出ずる魔王を倒すべく冒険者学校へ通います。ちょっと抜けているけど勇者体質の、ユーシャ。生真面目ゆえに苦労が絶えないエルフの聖者、セイラ。食べることが大好きで明るい戦士、ファイ。物静かなヲタク魔法使いの、メイ。勇者パーティーを目指す4人の、いつまでたっても魔王をたおす様子のないゆる~いファンタジーライフがはじまります。

 

なろう系的なファンタジーの世界観で日常系をやるよというアニメです。キャッチコピーは「ありそでなかった日常系ファンタジー、はじまるよ〜!」だそうです。無かったんですねそういえば。

 

アニメオリジナルですが、昨年9月から既にコミックが連載されているようです。

この作品は、キャラクター原案が『ゆるゆり』でおなじみのなもり先生、監督が『ゆゆ式』でおなじみのかおり氏で、ジャンルが日常系ということで、『ゆるゆり』も『ゆゆ式』も大好きな私は結構楽しみにしていました。

 

この作品は構成がちょっと変則的で、いきなり主人公組が魔王に挑むシーンから始まります。なんやかんやありながら魔王は主人公組が力を合わせて放った魔法によって時空の彼方に吹き飛ばされます。そしてエンドロールが流れます。ここまでで放送時間の半分も使っていません。え?

 

エンドロールが終わると主人公組が普通に朝目覚めるシーンが始まり、仲良く冒険者学校に通い始めます。学校につくとおじいちゃん先生が退職を宣言して去り、まおと名乗るなんか偉そうな幼女先生が着任します。じつはこのまお先生が、序盤で出てきた魔王が時空の彼方に吹き飛ばされた末に幼女として転生した姿でした。要は魔王は過去に戻っており、そこでは主人公組はまだ学校に通うペーペーだったのです。

ならばこいつらがペーペーのうちに冒険者にならないように差し向ければ自分は将来死なないで済むじゃん!ってことで先生として主人公組を冒険者にしないように仕組みます。

1話では実習として近所の遺跡を探索させて、この実習は超簡単だから失敗したら退学と宣言します。この遺跡は確かに普通にいけば簡単なんですが、主人公組の番だけ誤った案内標識を立てて激ムズルートに誘導、失敗させようとします。

ただ、まお先生がちょっとポンコツだからか、はたまた見習いの主人公組が強運の持ち主だからか、状況的にまお先生が圧倒的に有利な割になかなか企みはうまくいきません。そんな感じでゆるゆると話が進んでいくんだと思います。多分。

 

なもり先生の可愛い絵柄で全てが描かれているので、もう全体的に可愛いです。どこを見ても可愛いです。キャラも定番中の定番といった感じで、ノリと勢いとやる気はあるけど抜けてるユーシャ、家柄が良くてしっかりしてるけど窮地に陥るとぎゃん泣きするなど弱さもあるセイラ、好きな魔法のことを語らせると止まらないし徹夜もしちゃうオタクのメイ、くいしんぼうで元気なファイと、必要なキャラが一通り揃っています。

 

ここまでは普通の日常系なのですが、思いっきりファンタジーの世界観でコテコテの日常系をやろうというのがこの作品の特徴といえるのかなと思います。

SAO辺りに端を発する(多分)異世界ファンタジーブームの結果、視聴者間で「定番」と呼べるレベルの共通認識ができあがり、「ファンタジー」なのに「日常」というある種矛盾した作りが出来るようになったのでしょうか。(と私は素人なりに勝手に思いましたが、何が正しいのかはわかりません。アニメのブームの変遷等について詳しいブログ、書物などあったら読んでみたいですね。)

 

一般の学校生活物の日常系だと、入学から始まり、体育祭、文化祭、修学旅行等の学校行事、夏休みは水遊びと夏祭り、冬休みは雪遊びとクリスマスと初詣~といった感じでイベントが起きますが、ファンタジーの世界観ではこのような「定番」イベントってどんなものがあるんでしょう。私は実はこの手のファンタジーはそんなに見ていないので、正直ファンタジーの「定番」が分かりません。そういう意味でも楽しみですね。

 

なんにせよ、日常系の魅力と私が勝手に思っている所である「登場人物それぞれの個性と、登場人物によって生み出される楽しく幸せな空気感」は存分に楽しめそうな気がします。

Amazonprimeのレビューは1/14現在で7件で星4。客観的にも比較的好評のようです。

 

 

というわけで、やっと全部書けました。

今期は他にも、あのヤオヨロズによるポストアポカリプスな作品『ケムリクサ』も気になっているところですし、現状私の手元にある配信サービスでは見る手段がありませんが、『けものフレンズ2』もちょっと気になっています。(にしてもこの2作を同クールにぶつけるとはなかなかですよね)

個人的には冬クールってなんか豊作な印象があって、楽しみにしてたんですが、やはり見る物が多くていいですね。年末年始のけいおん!無料放送で見切れなかった分も見たいし...。

 

私は基本的に過去作品を見る方が多かったんですが、やはり新作も1クール数作品くらいは抑えときたいなとは思っていたのです。毎週の楽しみにもなりますし、やはり世間でよく語られるのは新作ですからね。

なので、今回扱った作品も含めて、時間と相談しつつ、追っていきたいなあと思います。

 

おしまい